「ハブテトル ハブテトラン」 中島京子 2009-047
中島京子氏「ハブテトル ハブテトラン」読了しました。
amazonリンク |
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出版元 |
ポプラ社 |
初版刊行年月 |
2008/12 |
著者/編者 |
中島京子 |
総評 |
18点/30点満点中 |
採点の詳細 |
ストーリ性:3点 読了感:4点 ぐいぐい:4点 キャラ立ち:2点 意外性:2点 装丁:3点 |
あらすじ |
広島県・松永を舞台に、はずむような備後弁でつづられた物語。<<Amazonより抜粋>> |
まず興味をひくタイトル。
このタイトルのハブテトルとは備後語で「すねている」の意味であり、ハブテトランとはその否定形です。
なので標準語だとこのタイトルは『「すねている」、「すねていない」』ということですね。
学校でうまくいかない男子・大輔が母の故郷である松永に行く。
そこで過ごす物語です。
この手の物語にありがちな展開だったりします。
いわゆる「成長物語」なわけです。
ついこの間、読了したこちら
にも雰囲気が似ています。
もう少し躍動感のある感じですね。
自転車による小旅行や、祖父の仕事の話など、それなりのクライマックスが適度に散りばめられていて飽きることはありません。
『夏休みの課題図書』って印象もあって懐かしい感じがしました。